2008年05月11日

どうせ失敗するなら

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この前、仕事で大きなミスをしてしまいました。

完全に私の不注意から起きたミスで、絶対にあってはならない類のミスでした。

勿論、ミスに気付いた時点で御迷惑をおかけしてしまった方々には心からお詫びさせていただきましたが、それで良いというものではありません。

私自身、随分と苦い思いをする事になりましたが、今回のミスを心底肝に銘じ、2度と繰り返さないようにするしかありません。


話は全く変わってしまいますが、私は一時スノーボードに凝り、休みの度にせっせとゲレンデに通った時期がありました。

行く度にはっきりと上達が実感出来るという事が嬉しくて楽しくて、随分と夢中になりました。

そうは言っても当然転ぶ事もあるわけで、一段上の技術を覚えようと練習している最中は尚更よく転びました。

これまた当然の事ながら、転べば痛い思いをします。

痛い思いをするのですが、それを怖がっていては上達も出来ないので、何度転んでも繰り返すしかありません。



さて、今回は何の話がしたいのかと言うとですね(笑)


「どうせ失敗するならもっと思い切って失敗しましょう。」

という提案です。


書の場合、練習していて失敗したとしても、仕事でミスをしてしまった時のように人に迷惑をかけるわけでもなく、スノーボードで転んでしまった時のように自分自身が痛い思いをするわけでもありません。

ところが皆さん、どうしても

「思い切って試す」

という事がなかなか出来ません。

頭では分かっていても、なかなか出来ないんですね。


以前このブログでも何度か似たような話について書きましたが、例えば墨の付け方にしても、

「もっとたくさん付けましょう」

と言われたとしても、本当にたくさん付けて書いてみることの出来る人というのは、ごくごく僅かしかいません。


なかなかたくさん付けられない人に訊くと皆さん異口同音に

「あんまり付けたら物凄く滲んでしまいそうだから、何だかこわくて・・・」

といった内容の事を言いますが、仮に本当に物凄く滲んでしまったところで、別にそれ以上、何が起こるわけでもないではありませんか。

せいぜい手が真っ黒になったりする程度の話で、それこそ人に大変な迷惑をかけるわけでもなく、痛い思いをするわけでもありません。

ですから一枚くらい、

「本当に真っ黒にしてしまうくらいのつもりで、思いっ切りやってみればいいのに」

と思うのですが・・・


やっぱり出来ないんですね、これが。


この思い切りが無い人というのは、なかなか上達出来ないというのは勿論ですが(何故なのかについては、これまでにも何度か触れていますので、ここでは繰り返しません。)、それより何より私から見ていると、

「それじゃちっとも面白くないでしょうに・・・」

と思うのです。


自分が足を踏み入れた事の無い領域だからこそ、敢えて新しい一歩を踏み出してみる。

一歩踏み出した先に待っているのは自分が今までに見たこともない景色で、その景色を見る事が出来た喜びは何にも勝るものです。

そんな景色への入り口が、今自分の目の前で口を開けて待っているというのに、その一歩を踏み出す事をためらっていて、一体何が面白いというのでしょうか?


「墨の付け方一つで随分と大げさだな」

と思われるかもしれませんが、私に言わせれば人間というのは「一事が万事」です。

墨一つ思いっ切り付ける事の出来ない人が、更に大きな一歩を踏み出せるわけがないでしょう。


私が今日まで書き続けている理由というのを今回の話として考えてみれば、

「師や先人達が見てきたであろう書に於ける景色、私にはまだ見る事が叶わないその景色、それを何とかして見たいが為にこそ」

と言えるでしょうし、その為の一歩を踏み出し続ける事こそが、私にとっての書そのものであるとも言えるかもしれません。

ですから、その為の一歩を躊躇してしまう事など、私にとっては有り得ない事なのです。


いいですか。

もう一度繰り返しますが、たとえその為の一歩を大きく踏み違えてしまったとしても、痛くも痒くもないのです。


真っ黒にしてしまうつもりで、思いっ切りやってみましょう。

本当に真っ黒になってしまったら

「こりゃあホントに真っ黒だ!」

と笑えばいいではないですか。

勿論、笑いっぱなしでおしまい、というのでも困りますが(苦笑)


皆さん、どうせ失敗するなら思いっ切り、ですよ。


それではまた。

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:書道
posted by 華亭 at 22:39| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
オイラ人生の分岐点でした あの大失敗だけは くたびれるから2度と嫌だけどなぁ。。

はっっっ!人生でなくて 書道のお話でしたか。

ワタクシゴトで 大変失礼しました〜〜
Posted by minako at 2008年05月12日 22:42
こんばんは。

私にも分岐点となった大失敗、ありますよぉ(笑)

それについてはいずれそのうち添削の時にでもお話しましょうかね。

あ、あんまり興味無いかな(笑)
Posted by 華亭 at 2008年05月12日 22:57
華亭先生 さっきのコメントやっぱり 変だから 認証しなくていいです。(笑)

っと これも失敗。。。
Posted by minako at 2008年05月12日 23:30
あ、もう出てた。
じゃ 折角なのでOKです。
引き続き添削よろしくおねがいしま〜〜す。
Posted by minako at 2008年05月12日 23:33
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