2007年05月07日

向き不向き。その2

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前回から引き続き、才能についてのお話です。

ついつい愚痴っぽくなってしまいがちなのですが(苦笑)、そうなり過ぎないように気を付けて、もう少し続けてみたいと思います。


「才能とは努力では決して補えないものである」

という私見としての結論は既に前回述べました。

その上で、

「世の中で才能という言葉が使われる時、それが自分の努力不足に対する言い訳として使われる場合が多いのでは」

という話をしました。


100段の階段の例えでお話しましたが、才能などなくても、我々凡人にも、100段までなら上れるのだと思うのです。

確かに、我々凡人には更なるもう1段を上る事は許されないのかもしれませんし、その1段の差こそが絶対的な差なのかもしれません。

しかしそれでも100段目からの景色を自分のこの目で見ることが出来るなら、一体何の不足が、何の不満があるというのでしょう。

その100段に自分の人生を賭したとしても、私は後悔しないでしょう。


100段のうちの最初のたった数段を上るか上らないかのうちから、想像する事すら出来ない101段目の景色を羨望し、たった数段分の努力ですらまともに自分で引き受ける覚悟もないというのに、自分がそこまでしか上れなかった(上らなかった)ことの言い訳に「才能」の有無を持ち出すなんて・・・


私が普段、仕事として書を教えていて最も辛いなのが、こういった人達の相手をする時です・・・(正直な話、書を教えるなどという遥か以前の問題の話ですが)


誤解しないで欲しいのですが、

「100段目までは上れるはずなんだから、何が何でも上らなきゃダメだ!」

などと言いたいのではありません。


10段目までしか上れない(上らない)のなら、それがその人の書との関わり方ですから、何の文句も注文もありません。

その人なりの10段目からの景色を本人が楽しむ事が出来るのであれば、そしてその景色がその人の日々を少しでも豊かなものにしてくれるのであれば、それはそれで素晴らしい事だと思います。


但し、その人が、50段、70段、100段まで上った人間の事を無責任に羨ましがったとしたら、それは間違っている、と言いたいのです。


ほんの数段しか上れないのは、ただ単純にその分だけの努力しかしていないからなのであって(これは良い悪いではありません)、

「才能が数段分しか無い」

などという事ではないのです。

50段目まで上った人は50段分の、70段目まで上った人は70段分の、100段目に到達した人は100段分の努力を、逃げることなく自分自身で引き受けてきたからこそ、そこまで上ることが出来たのです。

50段分の、70段分の、100段分の才能があったからなのではありません。

繰り返しますが、100段まである階段で上った段数の結果が人によって異なるのは、持って生まれた才能の大小によってではないのです。


ここの部分を勘違いしている人のいかに多いことか。


「そんなことを言われても、実際にはいくら書いても書けるようにならないじゃないか」

と思った人もいるでしょう。

それではお尋ねします。

あなたは普段どのくらい書いていますか?


ん〜・・・

どうしても愚痴っぽくなってしまいますね(苦笑)

そのせいかやっぱり話が長〜〜くなってきました(汗)

話が途中なのですが、今回はここまでにして続きは次回に。

それではまた。

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:書道
posted by 華亭 at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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