2013年10月06日

脳の使われ方の違い

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お久し振りです。

最近考えている事があります。

なかなか頭の中でその考えがまとまらないのですが、見切り発車で書いてみます。


皆さんも聞いた事があるかと思いますが、人間の脳は場面によって働く場所が違うのだそうですね。

今までそういった話を聞いても、

「へ〜、なるほどね〜。」

くらいにしか思っていなかったのですが、ある時ふと、

「あれ?これって実はかなり重要な話なんじゃないの?」

と考え始めました。


脳の働き方の詳細については私に分かるわけありませんからバッサリ割愛しますが、文字や言語を扱う場所と、図形や空間を扱う場所とは違う、つまり脳の使われ方が違う、という事だけ覚えておいてください。


文字・言語認識と図形・空間認識とでは脳の使われ方が違う・・・


う〜ん・・・



もしかして・・・



もしかすると・・・





私と皆さんとでは、

「そもそも脳の使われ方が違うんじゃないかい?」

と、最近思い始めたのです。


私は以前から、

「字を『文字』としてではなく『形』として見てください。」

と言い続けてきました。

これはこのブログだけではなく、普段の教室でも同じです。


皆さん例えば手本を見ながら真似して書こうとする時、どうしても手本を「文字」として見てしまうため、なかなかうまくいきません。(これについての詳細はここでは繰り返しません。)


これも以前どこかで書いたような気がしますが、私が教室で人に書を教え始めた頃、多くの(殆どの)皆さんが手本を「形」としてではなくどうしても「文字」として見てしまうのだ、と気付いた時の私のショックは非常に大きなものでした。

その時まで、私自身は自分が手本を「形」として見ているという事など全く意識した事がありませんでしたし、私にとってはそれが当たり前と思う事すら無い程に当たり前の話だったからです。


その(私にとっての)衝撃的な事実を知ってから、私は常にその事を強く意識しながら教えるようになったのですが、今度は、何度も繰り返し指摘し続けているのに皆さんがどうしてなかなか「形」として見る事が出来るようにならないのか、その理由がさっぱり分からずに悩むようになりました。

「何度言ったら分かるんだ?教え方が悪いのか?それならどうすれば?でもそれにしても・・・」

といった感じで、随分悩みました。


結局、理由は分からないにしても、とにかくどうしても「文字」として見てしまうのなら、「形として見ましょう」と繰り返し言い続けるしかないんだろう、と思うようになったのです。

と言うか、白状すると、皆さんがどうしても「文字」として見てしまう理由が分からないまま、これまでず〜っとやってきたのです。


しかし、仮にその理由が脳の使われ方自体の違いにあるのだとすると、何だかすっきり納得出来るような気がします。

西洋の人と日本人とでは、秋の虫の音を聞く時の脳の使われ方が違う、という話を聞いた事がありますが、

「それと似たような事なのかなぁ。」

と思ったりしているのです。


本人の意識とは別に、脳が「文字」として認識してしまう、という事なのであれば、仕方がありませんものね。


とは言うものの、これは教える側にとっては厄介ですよ。


だって

「ほらまた!脳の使い方が違うでしょ!」

などと言ってみたところで何の解決にもなりませんから。


少しネットで調べてみましたが、この辺りに着目した体系的な練習方法というのは今のところ無いようです。

勿論、この辺りの事にとっくに気付いている人もいるようですが、その方法論は私を納得させ得るものではないようです。

世の中に無いのなら、自分で考えるしかありません。


というわけで、最近

「どうにか出来ないものか・・・」

と、あれこれ考え続けているのでした。

方法論としてもう少しまとまったら、ここでもお話してみたいと思います。

それではまた。(って、具体的な内容は一切無しかいっ!)

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:書道 通信添削
posted by 華亭 at 23:57| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
華亭先生
久々のアップ、有難いことに存じます。
さて今回のお話しは、よく入門書にいふところの、文字の概形を把握しなさい、とは意味が違ふのでせうか。先生のそれは、また一段と深いやうにも思へるのですが。ぜひ、次号での敷展開を楽しみにしてをります。holy拝
追伸 現在、東博展示中の完白山人「篆書白氏草堂記六屏」には圧倒されました。紙に文字がへばりついて、梃子でも動かないといふやうな存在感。けれんみのない先生の書法が想起され、うたた感慨にたへないのでした。取り急ぎ怱々
Posted by holy at 2013年10月28日 09:54
敷⇒敷えん(サンズイに行)です。
Posted by holy at 2013年10月28日 09:56
holy様

お久し振りです。

入門書に於ける「文字の概形の把握」という指導や、このブログでこれまで私が書いてきた幾つかの事というのは、字を文字としてではなく形として捉えてもらう為の手立て、という事になりますね。

それを今回の記事に即して言えば、文字認識としてではない脳の使い方をしてもらう為の手立て、という事になるわけで、この辺りを明確に意識しながらの体系的な指導方法の構築も可能なのではないか、と目論んでいたりするわけです(笑)

そう言えば東博の東洋館、リニューアルオープンしたんですよね。
行きたいですねぇ(泣)
果たせぬ我が身には辛いばかりの「芸術の秋」です。

Posted by 華亭 at 2013年10月31日 23:31
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