2013年02月10日

イケメン福笑い?

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正月が来たかと思ったら早くも節分立春が過ぎてしまい、年明け早々に書き始めたはずのこの記事も既に思いっきり時期外れなのですが(汗)、皆さん「福笑い」って御存知ですよね?

顔の輪郭だけ描かれた絵に、目・鼻・口等のパーツを目隠しをして並べる、というあれです。(「福笑い」って実は全国共通ではなかったりしますか?その前に若い子は「福笑い」自体を知らなかったりして・・・)

今回はその「福笑い」についてです。


「福笑い」の目・鼻・口等のパーツですが、今回先ずはこれらのパーツをイケメン俳優の目・鼻・口から採ります。(美人女優でも勿論OK。)

単に採るのではありません。

洋の東西を問わず、数々のイケメン俳優達の中から、「これぞ完璧!!」というパーツを厳選に厳選を重ねて選び抜きます。

大変な手間をかけイケメン俳優達から厳選したパーツは、それぞれパーツとしてはまさに完璧、誰もが羨む完全無欠なパーツ(どんなの?)です。

さぁ、「福笑い」を始めましょう。

何と言ってもパーツはそれぞれ完璧なのですから、それらを駆使すれば、たとえ「福笑い」と言えども、イケメン俳優達に勝るとも劣らないイケメン君が出来上がる事は結果を見るまでもありません。

イケメンパーツの威力は絶対なのです!!


・・・って、ホント?

ウソウソ、そんなの嘘です。

絶対にイケメン君が出来上がる、なんてそんな事、断言出来るわけがありません。

なにしろ「福笑い」なのですから、十中八九パーツの配置はバラバラです。

イケメン君どころかまともな顔にすらなってくれない可能性の方が遥かに高いでしょう。

結果、完全無欠なパーツも台無し、パーツ選択の手間も徒労に終わってしまいました。

あ〜あ・・・


さて、気を取り直して2回目といきましょう。

今度は各パーツをイケメン俳優のものからごく普通の一般人から採った、ごくありふれたもの(これまたどんなの?)に交換してやってみます。

さっきのように厳選したりせず、とにかく「これでどうかな」といった感じで選びます。

さぁ、再度挑戦です。

但し、今度は目隠しをしません。

「それじゃ福笑いにならないだろ。」

という意見は今は無視しますよ〜(笑)

目隠しをしないのですから、全体をよく見ながら各パーツを配置出来ます。

当然の事ながら、各パーツはきちんと収まるべき位置に収まる事になり、先程のイケメンパーツを駆使したにも関わらずバラバラになってしまったものよりも、ずっとずっとしっかりした顔が完成しました。(イケメン君にこそなりませんでしたが)

完全無欠だったはずのイケメンパーツ、惨敗です。


さて、前振り長過ぎですが、実は皆さんが書く時もこれと似たような事が起きているんです。(ここから無理矢理に話を書にもっていくのがこのブログ)

これまでこのブログでは、

「枝葉末節にばかり囚われないようにしましょう。」

といった内容の話を何度かしてきましたが、この話、今回の「福笑い」に置き換えてみます。

「このはねが失敗した(汗)」

「ここのはらいが駄目(泣)」

といった感じで、部分部分の細かいところにばかり気を取られ、ついつい全体像に対する意識が抜け落ちてしまう。

結果、書き上がったものは字形がガタガタ。

もうお分かりでしょうが、これはイケメンパーツを使いながらも結局はバラバラな顔になってしまった最初の場合と同じ状態です。

福笑いでは、パーツをイケメンパーツにする事にばかり気を取られても全体のバランスがバラバラなのではまともな顔になりません。(そんなバラバラな顔を見て楽しむのが福笑いなのですから。)

書の場合もそれと全く同様で、細かい部分にばかり気を取られても駄目なんですね。

「細かい部分などどうでもよい」と言いたいのではありません。

「それだけでは駄目ですよ。」という話に耳を傾けて欲しいのです。


厳しい言い方になりますが、皆さんがどれ程にパーツに拘泥してみても、その結果として得られるパーツの精度には限界があります。

私なりのいつもの言い方をすれば、総合力が上がらないままに細部の精度だけ上げようとしても、どんなにイケメンパーツを目指してみても、それはそもそも無理なんです。

早い話が書の場合にはイケメンパーツを揃える事すら出来ない、という事なのですから、今回の福笑いで言えば2回目の場合のように、

「パーツはごくありふれたもので構わないから全体像に気を配る」

という意識を持って欲しいのです。

実際には皆さんの場合どうしてもパーツの方にばかり意識が向いてしまいますから、努めて、全体像への意識を強く持つように心掛ける必要があります。


実は更に前段階として

「パーツの方にばかり意識が向いてしまっている、という事に本人が全く気付いていない。」

という根本的な問題があるのですが、それについてはこの記事を読んで自省して頂けたとして、バッサリ省略します。(「書くのが面倒臭いだけだろ。」とか言わないの。)


意識のバランスを具体的に言えば、全体8割パーツ2割くらいのバランスをイメージしてみてください。

「え〜!?8割ぃ?そんなに全体像の方に片寄っちゃって大丈夫なの?」

と思うかもしれませんが、実際にはそのくらい極端に意識しておいて丁度良いと思います。

でないと、皆さん書き始めるとまたすぐにパーツの方にばかり意識が片寄っていってしまいますから。


そうやって全体像を強く意識し続けていくと、徐々に

「この全体像を実現するためにこそのこのパーツ」

という、パーツの本当の意味での重要性や、

「このパーツがあるからこそのこの全体像」

という、パーツと全体像の切っても切れない関係性、といった部分が見えてくると思います。

そういった部分が見えてきてこそ、パーツの精度を上げる事も可能になるのですね。


というわけで、今回は時期外れの福笑いを使って考えてみました。

それではまた。

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。
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posted by 華亭 at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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