2012年06月23日

アプローチの違いに関する考察。その3

これまでの記事の一覧はこちらへ
記事の一覧です

通信添削についてはこちらへ
通信添削について』

メールによる御質問はこちらのアドレスへ
nonbirishodo@mail.goo.ne.jp

----------------------------------------------------------
ん〜・・・

この話、実は御蔵入りしていた時には既にこの辺りで挫折していたので、ここから先、一体いつまで続くのやら、自分でも見当が付きません(汗)

前回はAについて色々と(ダラダラと、とも言う)考えてみましたが、今回はBについてです。

因みに「その1」にも書いた通り私はBなので、話の客観性に少々(大きく?)揺れが生じますがお許しを。


前回も触れましたが、書を習い始めたばかりの人にとっては、Bは少々堅苦しく息苦しく取っ付きにくく感じるのかもしれません。

最初からあれやこれや言われ過ぎて頭がパンク寸前、言われた事を気にすればする程腕が動かなくなり、

「ひぇ〜っ(汗)、書ってこんなに難しいのかい!?」

と、早くも息が上がってしまいそう。

といった感じでしょうか。

書を学ぶという行為がその人なりのペースでその人の生活の中に習慣として馴染むまでには、どうしても多少の時間が必要になります。

その馴染むまでの間は特に、とにかく最初は「楽しい」と感じられなければそれこそつまらないでしょうし、続ける気にもなれないでしょうから、その意味ではBは初学者にとっては最初からやけにハードルが高い、という事になります。

前回も触れた「書の世界への導入」という観点から見たら、これはやはりBの短所とせざるを得ないでしょう。


話がここで終わりなら、

「やっぱりBは無しって事でもいいんじゃない?」

となりそうですが、この話には(まだまだ)続きがあります。


Bは最初から(学ぶ側の段階に応じながら)細かい事まで指摘するわけですが、これは、その時点毎の問題点を、学ぶ側に出来るだけ具体的に明確に意識してもらう、という事が目的です。

「細かい指摘」とは、要はBが求める「詳細な視点」を獲得する為のヒントに他なりませんから、「細かい指摘」による具体的で明確な問題意識を持った上での練習は、結果として、そのまま「詳細な視点」の獲得へとつながっていく事になります。

つまり、「細かい指摘」にちゃんと耳を傾けながら頑張っていれば、自ずと「詳細な視点」は身に付いていくわけです。


ここでもう1つ重要なのが、Bの細かい指摘があくまで「段階に応じて」なされるものである、という点です。

只の闇雲な指摘では毒にこそなれ薬にはなりませんからね。

「何はさておき今意識すべき点」

これこそがBの「細かい指摘」の正体です。

例えば、「萎縮してしまう」という点は一見するとBの問題点として捉えるべき点のようですが、この萎縮の問題が「何はさておき今意識すべき点」として取り上げるべき段階に至った後に、萎縮せずに書けるようになる為の具体的な練習方法を提示しそれを実行してもらえば、この点はすっかり克服出来てしまうのです。


さて、学ぶ側にするとBは、「細かい指摘」によって、自分がどれだけ書けていないのかという事を嫌という程に思い知らされ続ける、という事になりますが、同時に、徐々に獲得する「詳細な視点」によって、自分がどれだけ進んだのかという事を具体的にその内容を理解し実感する事が出来る、という面もあります。

自分がどれだけ書けていないのかを嫌という程に思い知らされ続けるというのは、確かに楽しい事ではないのかもしれませんが、自分の不足箇所を正しく把握しておく事無しには順調な成長は望めませんから、その楽しくない面も含めて、Bの良い点であるのだと思います。


まぁ、早い話がBというのは

「1段ずつ着実に確実に階段を上っていきましょう。」

という進め方なんですね。


Aの場合には致命的な問題となる練習量の不足も、Bのこのような進め方に於いては、1段ずつ上っていくペースが人それぞれになるというだけの話で、それ以上の問題を生じません。

「1段ずつ着実に確実に」ですから、Aに比べて受ける印象は地味で地道なものかもしれませんが、そもそも書を学ぶというのは地味で地道なものですから、表面上を取り繕って「お手軽お気軽」な雰囲気を装ってみても仕方がありませんからね。

地味で地道ではあっても、自分の目前に浮かんでくる課題を1つ1つクリアしていく事によって、新たな発見や驚きや喜びに出会う事が出来る。

「書を学ぶ」という事の楽しさの大きな一面とは、そういうところにあるのではないかと思いますし、新たな発見や驚きや喜びに出会う為のお手伝いをさせて頂く事こそが、Bの役目なのだろうと、Bの私は思うのです。


さてさて、この辺で漸く本題に入る準備が整ったようです。(まだ前振りだったんかい!?)

という事で、次回はいよいよ本題です。

それではまた。

----------------------------------------------------------

初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

誹謗中傷を目的としたような常識に反するもの以外、お返事させていただきます。

nonbirishodo@mail.goo.ne.jp


定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:通信添削 書道
posted by 華亭 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック