2012年06月05日

「止まれ」を応用してみる。

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相も変わらず低迷したままのアップ率ですが、アップ率向上など今更誰も期待などしていない事を知りつつも、「何とかアップしなくちゃ」との思いは強く持っています。(ホントです。)

これでも毎日のように、確かに少しずつではありますが、記事を書き続けていまして。(これもホント。)

ところが、長々と書いたその挙げ句、話のまとまりの無さにアップする気が失せて(元々このブログの話にまとまりなんて無い、というのは内緒)そのまま御蔵入りになってしまった記事その数何と9本。

アップ率の極めて低いこのブログにとっての9本は貴重なわけで、9本分のネタ、あ〜あ、勿体無い…(苦笑)

勿体無いと思いつつ、今回その9本は放置して、新たに書きました。

また御蔵入りさせたくなる前にアップしちゃいましょう。


さて、道路に塗装してある制限速度の数字や「止まれ」などの文字が、進行方向から見た時に自然に見えるように極端な縦長になっているという事は御存知の方も多いと思いますが、今回はそれとは反対の話です。

半紙でも半切でも何でも良いのですが、自分の書いたものを手前側から覗き込むようにして見てみましょう。

という提案です。

例えば机上で半紙に書いたのなら、顔を机(半紙)に近付けて、もしくは半紙を顔の前まで持ち上げて、手前側から見るようにします。

床で半切なら、低くしゃがんでなるべく視点を紙に近付けて、やはり手前側から見てみます。

文章にするとややこしいですが、分かるでしょうか?

そうやって見てみると、字がつぶれた扁平な形として見えるはずです。

ほら、さっきの道路の話と反対ですね。


そして、書いた字がつぶれた扁平な形に見えるだけではなく、他にも気付く事があるのですが、如何でしょうか?


勿体振る程の話でもないのでこのまま話を進めますが、普通に見るよりも行の流れが分かりやすくなるんですね。

例えば半紙に6文字書いた場合、縦3文字がきちんと並んでいるかどうか、2文字目が左に飛び出した、3文字目が右にずれた、といった事が分かりやすくなるのです。

手前側から見た場合の見た目というのは、書いた字だけではなく全てが縦に圧縮された形として目に写りますから、圧縮された分だけ文字どおしの上下の間隔、つまりは字間も縮まる事になり、結果として、「左に飛び出した。右にずれた。」といった事が分かりやすくなるのです。

初学者の場合、書いたものを見た時の「自分でちゃんと意識出来る視野」がどうしても極めて狭いものになってしまうのですが、見た目が縦に圧縮される事によって、行全体が「意識出来る視野」の内側に収まりひとまとまりとして目に写ってくれるので、その結果、行の流れが分かりやすくなる、という事もあるのだと思います。

ついでに言えば、これも「意識出来る視野」の問題とも絡みますが、縦に圧縮された見た目のおかげで、「ここのはねが失敗した」「このはらいが上手くいかなかった」などといった、初学者がやってしまいがちな局所的な見方への大きな偏りが起こりにくくもなるようです。


実は、私が添削で「この字が左に飛び出しています。ここが右にずれています。」といった指摘した時、私の目には、手前側から見たような左右の凸凹として見えている、というわけなんです。

つまりは慣れれば(「意識出来る視野」が拡がれば)普通に見ていても瞬時に分かる事なのですが、最初からいきなり「分かるでしょ?」と言われても、それは無理というものですからね。


この方法は、仮名のような上から下に向けての連続性が強いものなどには、特に有効だと思います。

「この字だけ行の流れに乗っていない。」

「行の流れがここで途切れてしまっている。」

等々、今まで普通に見ていた時にはなかなか自分では気付かなかった様々な事に気付かされると思います。


それでも最初は

「ん〜…やっぱりさっぱり分からないんだけど…」

という人も少なくないでしょうから、先ずは先生からの「ここが右にずれてるよ。」などの指摘を元に、後で自分で確認する時にやってみる、というのが良いかもしれませんね。

「あ、ホントだ!ここが右にずれてる。」

といった具合に。


「独学の場合は?」

といった声が聞こえてきますが、独学では先生からの指摘が無い分、よくよく見てみるより他にありません(汗)

と言うよりも、独学であれば尚の事、今回のような方法も用いつつ、なるべく客観的な視点を持とうとする工夫が必要なのだと思います。


とにかく独学かどうかに関わらず、こういった事を繰り返していくうちに、自分自身で気付く事が出来る部分が少しずつ増えていくのだと思いますし、普通に見た時の見方にも変化が出てくるのではないかとも思います。


と、今回は話がまとまらなくなる前にさらっと。

それではまた。

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。

「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

誹謗中傷を目的としたような常識に反するもの以外、お返事させていただきます。

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:書道 通信添削
posted by 華亭 at 01:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
顔を半紙に近付けて手前側から見る、という確認方法があったとは考えてもみませんでした。「止まれ」標識からの御指導とてもわかりやすかったです。残り9本のアップも気長に鶴首しております。
Posted by at 2012年06月07日 11:22
holy様

今回の方法、私は子供の時から何気なくやっていたのですが、教室での皆さんの反応が良いのを思い出したので、今回紹介してみました。

いつも頂戴する手紙などでも一目瞭然ですので、一度お試しあれ。

普段私が何気なくやっている事の中にも、皆さんにとっては「なるほどね〜」と思えるような事というのが、実はまだまだ色々あるのかもしれませんね。

御蔵入りの9本、果たして陽の目を見る日はくるのでしょうか(苦笑)

それではまた。
Posted by 華亭 at 2012年06月07日 23:36
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