2012年05月05日

元を辿れば

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連休にも関わらず、毎年この時期は中途半端に仕事があるので思いっ切り遊びに行くわけにもいかず、家族の視線がやけに痛い父親のブログへようこそ。


物事には大抵の場合、原因と結果があるわけですが、書の場合でもこれは当てはまり、しかも非常に明確な形で顕れます。

書の場合の結果とは、言うまでもなくあなたが書いたものですね。


例えば、今あなたが手本を見ながらなるべくそっくりになるように頑張って書いたとします。

その結果、

「何だか違う…」

という事になった時、そこには必ず原因があるはずです。

その原因を正確に把握しないままに次の1枚を書いてみたところで、その結果は

「…やっぱり何だか違う…」

と、先の1枚と同じ事が繰り返されるだけで、それは見るまでもありません。

この辺りの話はこのブログで何度も繰り返してきましたが、そうならないように、あなたは

「一体何処が違うの?」

と、紙に穴が空きそうなくらい手本と自分が書いたものとをよ〜く見比べますよね。(ますよね?)

その時に重要なのが、

「何処に原因があるのか」

を見定めようとする意識です。


皆さんの場合、只単に「何処が違うのか」という視点で見てしまうために、知らず知らずのうちに「原因」ではなく、その原因によって導かれた「結果」にばかり目がいってしまっている、という事になりがちです。

しかし(当たり前の話ですが)原因となった点が改善されなければ、その結果もやはり改善されてはくれません。

先ずは原因があって、その結果として次がこうなり、そのまた結果として更なる次がこうなって、という具合に、物事は時の推移の順番に、1つ前までの事象を原因とする結果の積み重ねとして起きるのですから、とにもかくにも「そもそもの原因」にまで遡らなければなりません。


「それなら具体的にはどうすればいいんだ?」

という声が聞こえてきますが、実はそれほど難しい話ではありません。

筆順の早い部分から注目していくように意識してみて下さい。

例えばあなたの書いたものが手本よりも大きくなっていた場合、その原因は最初の数画目までにある事が殆どなのですから(「最初の一歩」の回参照)、それ以降の部分をどれ程手本と見比べてみても、それは「結果」のみを見比べている事にしかならず、「そもそもの原因」はいつまで経っても見付からない、という事になってしまいます。

仮に今、10画目まである字の1画目に「そもそもの原因」があったとすると、あれやこれやの結果が積み重なった挙げ句の10画目をいくら手本と見比べてみてもあまり意味が無いのです。

ですから、それこそ1画目から、目を皿のようにして手本と見比べてみる必要があるのです。


すると、手本よりも大きくなり始めている部分が見付かるはずです。

初学者の場合、大抵1〜2画目だと思いますが、この大きく「なり始めている」というのがポイントです。

つまり、その「大きく『なり始めている』部分」こそが「そもそもの原因」なのですから、次の1枚を書く時には、先ずは何よりそこに意識を集中して書かなければなりません。


お気付きの方もいるでしょうが、今回の話、「最初の一歩」の回の話の裏返しです。

つまり、書く際には最初の数画をとにもかくにも気を付けて書くのですから、書いたものを見直す時にはその反対、先ずはそれがしっかり出来ているかどうかを見直すわけです。

只漠然と「何処が違うの?」と眺めていたのでは駄目ですよ。


さぁ、「そもそもの原因」を探し出せたなら後はもう大丈夫ですよね?(ですよね?)

このブログで再三繰り返してきた「書く前の意識」をしっかり持って、次の1枚を意味の有る1枚にしましょう。


と、ここまで話を進めておいて根底からひっくり返すようですが、今回のこの話、実は大きな難点があります。

それについては次回に。

それではまた。

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

誹謗中傷を目的としたような常識に反するもの以外、お返事させていただきます。

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:通信添削 書道
posted by 華亭 at 07:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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