2006年10月07日

何から始めれば?篆書の場合

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前回まで「字書(篆書の前に。)」として、長話を続けていましたが、それもようやく終わりました。

我ながら、余りにも前置きが長過ぎて、本題を忘れてしまいそうになりました・・・(苦笑)


何だか久しぶりになってしまいましたが、今回こそは篆書の「何から始めれば?」です。

そこで、恒例の「私の臨書遍歴」をお話してみたいと思います。


私の場合、「字書(篆書の前に。)」で書いてきたように、最初のうちは字書との地道な格闘をひたすら続けていましたが、当然それは臨書とは話が別ですので、ここでは臨書のお話です。


私が最初にやった篆書の臨書は『石鼓文』でした。

それも『石鼓文』そのものではなく、呉昌碩の臨書したものでした。

これまたいつものように師からの支持でしたので、特にそれを選んだ理由があったわけではありません。


呉昌碩の『石鼓文』を臨書しながらも、字書との格闘を続けていた私は

「これは一度、じっくりやらんといかんな」

と思い直し、なるべくシンプルで基本としやすいものを探しました。

その結果、私が選んだのが呉大澂です。


さて、ここで問題になるのがテキストです。

私がテキストで使ったのは『二玄社 書跡名品叢刊(旧版)』でした。


篆書の場合、このブログでテキストとして紹介してきた二玄社『中国法書選』ではカバーしきれません。

かと言って、ここで『名品叢刊』の話を持ち出してしまうと、これから入手しようとする方が困るでしょうから(現在出版中の復刻版『名品叢刊』は分売不可)、ここでは『二玄社 篆隷名品選』を挙げておきます。


呉大澂の書く金文は、極めて明確で端正です。

その分、現代には淡白過ぎてアピールしないのでしょうが、基本として扱うには最適なもののように思えました。

呉大澂を随分やった後、清人のものを中心に進めていきました。

『泰山刻石』をじっくりやったのは、その後だったと思います。

この進み方は人によって色々と異論があるでしょうが、これも一つの方法かとも思います。


それからもう一つ、随分とやったことがあります。

篆書千字文

これは小林斗あん氏(「あん」の字が表示出来ません)が書いた小篆の千字文なのですが、これをテキストにして、それを呉譲之や趙之謙などの清人諸家の風に倣って書いてみたり、それも半紙4文字大、2文字大、1文字大と様々や大きさで書いてみたり、ということを、さんざんやりました。


篆書の学習は、一人で進めていく場合、他の書体以上に

「どこから手を付ければいいのかわからない」

という事になりがちだと思います。


今回お話したのはあくまで私の経験談でしかありませんが、それでも少しは参考になるかもしれない、と思い、いつもどおりお話してみました。


これまでこのブログで何度も繰り返してきた事ですが、練習をする際の基本はあくまでも

「同じ筆圧、同じ速度」

です。


その事をもう一度、肝に銘じ直してから、練習して下さいね。


さて、次回は何の話にしましょうか。

それではまた。

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:書道
posted by 華亭 at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨書のすすめ 全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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