2006年09月09日

博物館、美術館に行こう。その6

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今回は『永青文庫』です。

アクセスは、今は慶祝ムード一色で盛り上がっているであろうJR目白駅からバスかタクシーが最も簡単だと思いますが、有楽町線江戸川橋駅からも行けるようです。

目白駅からは簡単に歩いて行けるような距離ではないので、最寄は江戸川橋駅なのかもしれません。

椿山荘の隣にあり、緑豊かな場所なのですが、豊か過ぎて、初めて行く人は足を踏み入れるのにちょっと躊躇してしまいそうです。

しかも、建物自体もお世辞にもキレイとは言えないので、感の強い人だと何かを見てしまうかもしれません(笑)


ここも常設展示施設ではないので注意して下さい。

旧細川家のコレクションをもとにした施設で、書道関連の所蔵品も数多く収めています。

黄庭堅の『伏波神詞詩巻』は最も有名なものの一つでしょう。

今では影印本も数多く出版されていますから、

「わざわざ本物を見なくても・・・」

と思う人もいるかもしれませんが、実際に本物実物を目の前にすると、線の立体感や質感が断然違います。

これは当然の事ながら黄庭堅や『伏波神詞詩巻』に限った話ではないのですが、それまで影印本で何十回、何百回と臨書を繰り返し、すみずみまで見尽くしたと思っていたものでも、実際に実物を見ると、

「何にも見えていなかった」

と感じてしまうほどに違うものです。

手袋をはめたままと素手との違いほどに違う、と言ってもいいでしょう。


以前、このブログで『東京国立博物館』の董其昌の草書巻について触れましたが、私がこの『伏波神詞詩巻』を初めて見た時の衝撃も大きいものでした。

それこそそれまで臨書をさんざん繰り返し、見尽くしたつもりで見たのですが、そこにあったのは想像を遥かに超えたものでした。

「これほどまでに凄いものだったのか!」

と圧倒されてしばらくその場から動けなかったことを覚えています。


『伏波神詞詩巻』は中国書蹟や文房四宝関連の展示内容の時には必ずと言って良いほど展示されますから、機会があったらお見逃し無く。


さて、これまで数回にわたり「博物館、美術館に行こう」と題して、私の暮らす東京にある施設の中で、私の特に好きな施設を紹介してきましたが、これまで紹介してきた施設以外にも、機会があったら是非足を運んで欲しい施設は数多くあります。

根津美術館』(改装工事の為、現在休館中)

泉屋博古館東京分館

出光美術館

五島美術館

などなど、ここでは紹介しきれないほどの美術館、博物館があります。

そして、それぞれの施設には目玉となる所蔵品があります。

どの施設もコレクションの内容が極めて膨大ですから、その全てが一度に展示されるということは有り得ません。

ですが、展示内容については、ネットで調べれば事前にわかるはずですし、大抵の場合、目玉となるものは展示されますので、せめてそれについてだけでも、予習をしてから出かけてみませんか。


「目の前に実物があるというのに解説ばかりに目が行って、その場でそれを懸命に読んでるだけ」

なんてことをしている時間があったら、まずは目の前の実物を穴が開きそうなほどよ〜く見てください。

どうしても解説が読みたいのであれば、実物をよ〜く見た後にしましょうね。

実物を見ている時間と解説を読んでいる時間の対比が「2:8」みたいな人がたくさんいますが、せっかく実物を見る機会に恵まれたんですから、せめて「8:2」にならなければ意味がありません。


これからは涼しくなって出掛けやすくなりますし、何よりも湿度が低くなるこれからの季節というのは、書蹟関係の所蔵品が展示される機会が、年間で最も増える季節でもあります。

お気に入りの一点を探しに、博物館、美術館に行きませんか?

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

誹謗中傷を目的としたような常識に反するもの以外、お返事させていただきます。

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:書道
posted by 華亭 at 07:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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