2006年09月08日

博物館、美術館に行こう。その5

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今回は『静嘉堂文庫』です。

ここは旧三菱財閥、岩崎家のコレクションをもとにした施設です。

私は車でしか行ったことがないのですが、公共交通機関を利用する場合には、恐らく田園都市線二子玉川駅からバスになると思います。

初めに書いておきますが、ここは常設展示施設ではありません。

年に数度の企画展が開催されていますが、それ以外の期間は休館ですので注意して下さい。

ここの所蔵品は書道関係がメインではないのですが、私の大好きな施設なので取り上げます。


ここの所蔵品の中で最も有名なものは恐らく

『曜変天目茶碗 銘稲葉』

でしょう。

世界で現存する曜変天目は3つ。
いずれも日本国内にあり、全て国宝に指定されています。

私は3つとも目にしましたが、この『稲葉』の美しさは別格です。


これまでに静嘉堂文庫で3回、『稲葉』を見ましたが、最初はその光彩の美しさばかりに目がいきました。

しかし、もっと更にじっくりと見ていると、器形自体も非常に美しい茶碗であることに気付きました。

なかなか展示されないので、もしも展示されることがあったら、是非とも足を運んで下さい。


書道関係のブログなのに、

「最近陶磁器ネタばっかり」

と言われてしまいそうですが・・・

私自身が、陶磁器を見ることによって、非常に多くのものを得たという経験から、つい、話がそれてしまいます。

私の場合、陶磁器と言っても興味の中心は中国、韓国のものに限定されるので、それに沿って話を進めますが、中国、韓国の陶磁器の大まかな歴史的流れを把握することは、私個人の意見としては、書道史を把握することに比べれば、それほど困難ではありません。

本屋さんで「やきもの鑑賞入門」のような本を1冊買ってきて、それを丸ごと暗記しておくだけで、各美術館で過ごす時間の中身が全く変わってきますよ。


書でも陶磁器でも絵画でも文学でもかまいませんが、なるべく多くの分野の表現形態に触れておくことで、それらの根底に流れる共通の感覚を、民族的な感覚の特色として抽出することが出来ます。

その際、日本以外のものに見られる特色をしっかり把握しておくことによって、改めて日本人の持っている造形感覚や美意識といったものが、鮮明に浮かび上がってくるのです。


話が逸れ過ぎてしまいました。

これまで紹介してきた施設同様、静嘉堂文庫のコレクションも質量共に膨大です。

年に数度の企画展も、時には書関連以外でも自分の興味の持てる内容が展示される場合もあるでしょうから、そういう機会があったら是非、足を運んでみて下さいね。


次回はどこにしましょうか。

それではまた。

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

誹謗中傷を目的としたような常識に反するもの以外、お返事させていただきます。

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。
ラベル:書道
posted by 華亭 at 08:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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