2011年10月29日

気にする。

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最近、教室で初学者の人達を教えていると今更ながらに改めて痛感する事があります。

それは

「本当に注意すべき点にのみ意識を集中させる事の難しさ。」

という問題です。


この辺の話はこれまでにもこのブログで度々触れてきましたが、これは本当に難しい問題だと思います。


「本当に注意すべき点にのみ意識を集中させる」

という事は、裏を返せば

「注意すべきではない点を、可能な限り意識の中から排除する」

という事になりますが、しかしこれがなかなか容易ならざる事なのです。


ここでの「注意すべきではない点」とは、もう少し単刀直入に言えば「気にしてはいけない点」という意味ですが、初学者の場合、困った事に「気にしてはいけない点」ばかりが気になってしまいがちです。


尤もこれは仕方の無い話で、ある意味では当然とすら言えるかもしれません。

初学者の場合、本人が自らの感覚に基づいて抽出した問題点というのは、残念ながら十中八九見当違いの的外れ、つまりは「気にしてはいけない点」であるというのが実情です。

そもそもその判断が正しく出来るくらいなら、極論すれば教室に通う必要など無いわけで、その判断力を付ける為にこそ先生の存在意義は有るのだとも言えます。


まぁ、見当違いの的外れな判断というのは初学者にとってはどうやっても避けようがありませんし、どれ程「余計な自己判断などするな」と言ってみたところで、これまた無理な話です。

問題は、否応なしに生み出されてしまうそれら間違った判断に基づく「気にしてはいけない点」についての先生からの

「それは気にしてはいけませんよ。」

という指摘を、どれだけ本当に忠実に守れるかどうか、という点にあると言えるでしょう。


勿論理想としては、先述の通りそれら「気にしてはいけない点」は、全て意識の中から排除されなければなりません。

しかし、間違った判断を下したその瞬間、既に意識してしまっているのですから、一度意識してしまったものを排除するというのは簡単ではないという事も事実でしょう。


ですから、「気にしてはいけない点」が頭をよぎる度に、

「極めて意図的にそれを振り払う努力をし続ける」

という事が肝心なのです。


ところがですねぇ・・・(苦笑)

皆さん何度言っても、「気にしてはいけない点」に捉れてしまうんですよねぇ。


結果として、本当に気にすべき点が意識の外に追いやられ、いつまで経っても見当違いな練習を繰り返す羽目になってしまうのです。

それでは上達しませんよ。


このブログの通信添削を受けていらっしゃる方達はお分かりかと思いますが、私はその時点で正しく書けているかどうかについては全くと言っても良い程に重視しません。

大切なのは

「正しい練習が出来ているかどうか」

だからです。


正しい練習さえ出来ていれば、後は出来るまでやるかやらないかの話になりますので、そこでは人によって筆を持つ時間に違いがあるのと同様に、人によって上達の速度にも違いが生じる事はあるでしょうが、それ相当の時間さえかければ必ず(必ず、です。)出来るようになるのですから。

しかし見当違いの練習をしていたのでは、どれだけ時間を費やしてみたところで、結果は見るまでもありません。(「20年間」の回参照)


そんな事になってしまわない為にも、「気にしてはいけない点」について、皆さんもっともっと気にすべきではないのかという、何ともややこしい事を考える今日この頃なのでした。

今回はここまで。

それではまた。

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

誹謗中傷を目的としたような常識に反するもの以外、お返事させていただきます。

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:書道 通信添削
posted by 華亭 at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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