2006年08月18日

習い方

これまでの記事の一覧はこちらへ
記事の一覧です

通信添削についてはこちらへ
通信添削について』

メールによる御質問はこちらのアドレスへ
nonbirishodo@mail.goo.ne.jp

----------------------------------------------------------

今回は、実際に教室などに通って学ぶ際の「習い方」について、考えてみましょう。

先生によって様々だとは思いますが、多くの教室では

「自分で書いたものを先生に見せて添削を受ける」

という形が一般的だと思います。

その時よく見られるのが、

「自分で書いていた時に分からなかった筆使いなど、自分が気になった点を先生に質問する」

という場面です。

これ、実は良い習い方ではありません・・・


何故かと言うと、

「本人が気になる点」と、「本当に気にしなければいけない点」は、必ずしも一致しないからです。


教えている側からすると、その人がどこが分かってどこが分からずに書いているのかという事ぐらいは、書いたものを一目見れば文字通り一目瞭然、本人の口から聞くまでも無いことです。

というよりも、本人よりもずっとずっと遥かに正確に把握していると言った方が正しいでしょう。


そして教える側は、その人の今までの学習過程、その時点での理解度や習得状況、更にはその人の性格まで考慮した上で、これから先の100歩先まで考えて、次に出すべき1歩、

「その人が最も効率良く上達する為に今現在最も気にしなければならない点」

を指摘するわけです。

場合によっては、今その時点で本人がとても気になる点であっても、今はあえてそのままにしておいた方が良い、という事もたくさんあるのです。


つまり、

「今はあなたの言うその点よりも、こっちの方がずっとずっと大事。こっちが済まないとそっちはどんなに気にしても無駄。だからその点については、今はそのままにしておいてね」

ということです。


ところが多くの人の場合、今の自分にとって最も注意すべき点を、自分の判断で決めてしまうのです。

これでは何の為に時間とお金を使って教室に通い、わざわざ先生に教わっているのか、意味が無くなってしまうでしょう。


自分ではちっとも気にならなかった点(本当は今の自分にとって最も注意すべき点)を指摘されている時には馬耳東風で、自分の気になっている部分だけしつこく質問を繰り返し、答えてもらうと「今日はためになった」と大喜び。

思い当たりませんか?


自分の気になっている点を質問して、その点について先生に答えてもらえれば、確かに自分では「ためになった」ような気分にはなれるでしょう。

でも、それは「ためになったような気分」になっただけの話で、本当は何のためにもなっていないのです・・・

きつい言い方になってしまってごめんなさい・・・

でも、事実です。


今まで私が教えてきた経験では、100人いたら99.5人はこの間違いから抜け出せないままです・・・

今日ここで書いたような話を、もっともっと時間をかけて、繰り返し繰り返し何度も何度も、それこそ噛んで含めるように説き続けているにも関わらず、です・・・


辛口な話になっちゃったから、今日はここまでにしますね。

みなさんも思い当たる事は無いか、今までの自分をふり返ってみてください。

続きは次回に。

それではまた。
----------------------------------------------------------

初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

誹謗中傷を目的としたような常識に反するもの以外、お返事させていただきます。

nonbirishodo@mail.goo.ne.jp


定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。
posted by 華亭 at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック