2006年08月15日

基本って何?

これまでの記事の一覧はこちらへ
記事の一覧です

通信添削についてはこちらへ
通信添削について』

メールによる御質問はこちらのアドレスへ
nonbirishodo@mail.goo.ne.jp

----------------------------------------------------------

今回は「基本」について考えてみたいと思います。

書に限らず「基本」という言葉はよく聞きますし、みんな当たり前のようにそれを受け取っていますが、本当に分かっているのかどうか、もう一度足を止めて考えてみましょう。

結論から言えば、私の考える「基本」とは

「どちらにでも進むことが出来るように準備をすること」

ということになります。


話を具体的に書に限定してみますね。

書道教室で基本と言うと、大抵の場合、楷書の練習から始まったりすると思いますが(私の教えている教室でもそうです)、それではそもそも何故、楷書が基本なのでしょうか?


さらに具体的に話を限定して、筆の使い方という視点から見るとすると、実は楷書の筆使いは篆、隷、行、草、楷の中で一番複雑で難しいのです。

初めて筆を持つような人に、どうしてわざわざ一番複雑な筆使いを「基本」として教える必要があるのでしょうか?

「現代の通用書体が楷書だから」

という理由も考えられますが、それだけではどうしてわざわざ「一番複雑なもの」を「基本」とするのか、という理由にはなりません。


みなさんはどう考えますか?


実はですね、

「楷書」そのものが基本なのではないからです。


「はぁ?」

という声が聞こえてきそうですね・・・


書を学ぶ際、皆さん先ずは「基本的な筆使い」で苦労するわけですが、この場合に皆さんが意識する「基本的な筆使い」というのは、「はねる」とか、「はらう」とか、そういう意味での筆使いであることが殆どでしょう。

ところが、実はそれでは「一番複雑なもの」を「基本」として扱っていることになるのですね〜。


種明かしをすると、

「筆圧を一定に保ったまま線を引くことが出来る」

これこそが、私が考える筆使いの唯一にして最大の「基本」です。


更に

「はぁ??」

ですか?


「筆圧を一定に保ったまま線を引くことが出来る」

この一文には実に色々な意味が込められているのですが、具体的な中身については次回から少しずつ、進めていきましょうね。

ということで、今回はここまで。

今回は前フリだけで終わっちゃった(汗)

「って終わりかよっ!」

と怒られそうなので、次回の為の予告を一つ。

半紙(無ければ新聞紙のようなにじみやすい紙であれば何でもOK)に、にじみやすいマジックのようなもので、「一」を書いてみましょう。

どうなりましたか?

それではまた。

----------------------------------------------------------

初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

誹謗中傷を目的としたような常識に反するもの以外、お返事させていただきます。

nonbirishodo@mail.goo.ne.jp


定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。
posted by 華亭 at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック