2010年03月08日

右上がりあれこれ

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お久し振りです。

すっかり御無沙汰してしまいました。

予想外の諸事情が重なり、ブログのアップどころではなくなってしまったもので(汗)

これからもアップ率が低くはなりそうですが、このブログ自体は何とか続けていきたいと思っていますので、宜しくお願いします。


さて、今回は以前お話した「字の体幹」とも関係する内容です。

皆さんは教室で先生に

「この字、右下がりになっちゃってるよ。」

とか、反対に

「右上がりにしちゃ駄目だよ。」

とか言われた事はありませんか?

今回は何故右上がりや右下がりといった事が起きるのかを考えてみましょう。

「そんなの改めて考えるまでもなく、右を上げて書くか下げて書くかの話だろう。」

と思うでしょうが、話はそれ程単純ではないので、せっかくですからもう少しお付き合い下さい。

話をなるべく簡略にする為に今回は「右上がり」にしたい場合を考えてみます。

先ずはこれを見て下さい。

右上がりその1



「ほら見ろ。右を上げて書いてあるから右上がりになってるんだろ。」

そのとおりです(笑)

ではこれはどうですか?

右上がりその2−1



右上がり?右下がり?

ほら、早速それ程単純ではないでしょ(笑)

結論から言えば2は「右下がり」です。

ところが2が「右下がり」に見えない人もいるのではないでしょうか?

実はこの辺が厄介で、2が「右下がり」に見えない人というのは、本人は「右上がり」に書こうとしているにも関わらず、書いたものが「右下がり」になってしまった場合、それに気付かない、気付けない、という事が起こってしまいます。

その結果、先のような指摘を先生に受ける事になるのです。

それでは「右下がり」に見えた人に質問です。

どうして2が「右下がり」に見えるのでしょうか?

「何となく」

なんてのは駄目ですよ(笑)

この質問に対して明確で具体的な答を出せない人も、いつ「右下がり」を「右上がり」と見誤るとも知れませんから、続きをよく読んでみて下さい。

右上がりその2−2



3は2に線を追加したもので、緑は水平に引いた線です。

これを見ると、水平に引いてある緑線に対する角度が、上部に引いた赤線と下部に引いた青線とで違いますよね。

そうです。

青〜緑の角度の方が赤〜緑の角度よりも大きくなっている為に、3全体の重心が「右下がり」になり、結果として「右下がり」になるのです。


ところがこれが「右下がり」に見えない人というのは、書いている本人はあくまで「右上がり」のつもりで書いていますし、赤の角度だけを見れば確かに右上がりですから、そこしか見えていないと「右上がり」に感じてしまうのです。


「そんな屁理屈を持ち出さなくとも、感覚として分かればそれで充分じゃないの?」

という意見もありそうですし、それも尤もではあるのですが、

「何故右上がりや右下がりに見えるのか?」

という事に対する明確な具体性を持った理由を見つけられないと、「次の1枚」を書こうとする時に、

「何処をどのように気を付けたら良いのか」

という具体的な意識を持つ事が出来ません。

いつも言うとおり、それでは駄目なんですよ。

だからこそ、しっかりと見定めておく必要があるのです。


とまぁ、こんな感じで次回からも数回に亘って幾つかのパターンについて、

「何となくそう見える」

ではなく

「ここがそうなっているからそう見える」

という具体的理由について考えていきたいと思います。


今回はここまで。

次回、なるべく早くアップ出来るように頑張ります(汗)

それではまた。

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

誹謗中傷を目的としたような常識に反するもの以外、お返事させていただきます。

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:書道 通信添削
posted by 華亭 at 09:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なるほど…、感覚でわかっているつもりでもいざ言葉で説明しようとすると、確かに難しいですね。
参考になります。
Posted by sachiyoshi at 2010年03月12日 00:47
コメント有難う御座います。

これから数回に亘り、いつも以上に屁理屈だらけの内容になりそうですが(苦笑)、めげずにお付き合い下さい。

少しでも早くアップ出来るように頑張ります。
Posted by 華亭 at 2010年03月13日 20:55
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