2009年10月24日

いつもの話ですが

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私が普段教えている教室にしろ、このブログの通信添削にしろ、私に教わっている人達に言わせると、

「いつも同じ事ばかり注意される。」

と感じるようで(苦笑)、そのせいで

「いつまで経っても同じ事ばかり注意されているって事は、自分はちっとも上達していないのではないか?」

と思ってしまう人が少なくありません。


実はこれは完全な思い違いです。

これは私が

「いつまで経っても言い続る必要があるような重要な事」

を繰り返し話し続けているだけの事なのです。


つまりは私の考えるところの「基本」について繰り返し話し続けているというわけですが、このブログの読者の皆さんも御存知のように、私の中での「基本」という概念は一般的なものとは少々異なりますから、皆さん私の話を聞いてそれについて分かっているつもりではあっても、なかなか本当に実感するのは難しいようです。


そもそも私の考える「基本」という概念に「基本」という表現を用いる事自体が適切ではないのかもしれません。

どうやら皆さん「基本」と聞くと、何だか比較的簡単にマスター出来て、先ずはそれをちゃんとマスターしてから次に、というような内容をイメージするらしく、それ故に、「いつも同じ事ばかり注意される」自分は上達していないのではないか、と早合点してしまうようなのです。


皆さんにこのようなある種の誤解を与えてしまうというのは、結局のところ私の指導者としての力不足に他ならず、いつも反省しているのですが、このブログの読者の皆さんの中にも似たような誤解をされている人が実はたくさんいるのかもしれません。


以前にも書きましたが、書の場合、鉄棒の逆上がりのようにある日ある時から突然パッと出来るようになる、とか、算数の九九のように先ずはそれを完璧に覚えてから次の段階に、とかいう類のものではありません。


こんな話をしてもこのブログを今までしっかり読んで頂いている人でしたら、

「え〜っ!?そうなの?」

と今更思ったりはしないはずなんですが、大丈夫ですか(笑)


書というのは、様々な要素がお互いに複雑に影響しあった結果としての「総合的な力」が少しずつ少しずつ向上していく、というものですから、対処療法的な考え方や枝葉末節に囚われた視点からの練習では本質的には何の解決にもなりませんし、本当の意味での上達など望めません。


つまり、私の言う「基本」の話というのは、

「『総合的な力』を底上げする為に、先ず何よりも意識し続けていかなければならない事」

を意味しているのです。


そしてそれらの「基本」の中から更なる「基本の基本」として、具体的内容として抽出したものが、私が言い続けてきた「同筆圧同速度」という方法論なのですが、まぁ、これについては再三繰り返してきた話なのでここでは繰り返さずにおきましょう。


何れにしても、私の「基本」に対するこのような考え方が理解出来ていないと、私の話をいくら聞き続けてみても、

「そんな屁理屈はいいから、早くもっと実際的な話をしてよ!どうすれば上手になるの?」

といったように、安易に安直にインスタントな道筋だけを求めたがる傾向に走ってしまい、

「今の自分の上達にとって何が本当に重要な事で何がそうではないのか?」

という事を勝手に自己判断し始め、その全くの見当違いの自己判断に基づいた全く見当違いの部分にばかり固執し、その結果として(当然の事ながら)自分自身が期待するような結果がなかなか出ず、それが我慢出来ずにせっかく始めた書をいとも簡単にやめてしまう、という事にまでなるのです。


私はこれまでにそういった人を数多く見てきました。

残念ながらそういった人達を引き留める術はありません。

書に携わる人間として、書の世界の入り口にすらまともに立たないうちに、

「書なんてつまらない。」

と簡単に判断されたままになってしまうのは悲しい事ですし、何ともやりきれない思いにもなります。


微力なこのブログがそんな人達の足をほんの僅かでも引き留める事につながるのであれば、こんなに嬉しい事はないのですが…

物事はそれ程単純ではないという事もよく分かっています。


かと言って、全てを諦めてしまったわけではありません。

私は話をするのも文章を書くのも上手くはありませんが、それでもこれからも私なりに拙い言葉で繰り返し伝え続けていくしかないのかな、と思っています。

皆さんにもこれからもお付き合い頂けるように頑張っていこうとも思っています。

そう思っているのなら、もう少しアップ率を上げなければいけませんね(笑)

「のんびり」過ぎも考えものですね。


今回はいつもしているような話を何となくまとめたような、掴み所の無い話になってしまいました。

それではまた。

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

誹謗中傷を目的としたような常識に反するもの以外、お返事させていただきます。

nonbirishodo@mail.goo.ne.jp


定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:書道 通信添削
posted by 華亭 at 02:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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