2009年10月15日

たかが照明

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突然ですが、皆さん普段書を書く時、その部屋の照明の光の色はどんな色ですか?


「私は昼間にしか書かないから、窓からの自然光なんだけど。」

という人は問題ありませんので、申し訳ありませんが今回のお話に少々お付き合い下さい。


照明の光の色にはメーカーによって呼び名は様々かもしれませんが、暖色系、昼光系、青白系の3種類があるようです。

尤も白熱灯の場合には必然的に暖色系になるでしょうが。


結論から言いますと、いわゆる暖色系の照明の下で書いている人は注意が必要です。


話を単純にする為に、ここでは料紙のように色の付いた紙ではなく、白い紙に書く事を想定します。

何故注意が必要かと言うと、暖色系の場合、照明の色のせいで紙自体に色が付いたような状態で書く事になるからです。

このような状態で書く場合、墨の部分と余白の部分のバランスが、自然光や昼光系や青白系の下で書いたものと微妙に異なってくる場合があるのです。


どう異なるのかと言うと、暖色系の場合、墨の部分が弱い状態になりがちなのです。

と言うよりも、暖色系の下で書いたものをそうではない光の下で見てみると、余白の白い部分が思っていたよりも強くなってしまう事によって、相対的に墨の部分が弱くなる、と言う方が妥当かもしれません。

つまり、白がくっきりはっきりと白として目に映るので、書いている時よりも白が強く見えてしまうのです。


「暖色系には注意が必要」

と言いましたが、実は全く逆の問題も起こり得ます。


新聞社系の巨大公募展などの会場では、会場が暖色系の照明という事はまず無いでしょうが、それ以外の場合、会場や展示する場所によっては暖色系の照明が使われている、という事も珍しくありません。

この場合、普段白い光の下で書いたものを暖色系の光の下で見ると、さっきまでの話とは正反対の事が起こるわけです。


このブログを毎回お読みの方はお気付きの通り、今回の話は少し前に書いた距離の話とも関連していますが、書いている時とそれを見た時のギャップが生じる一因には、こんな事も含まれているのです。


尤も照明の光の色をどうするかなんて事は個々人の好みですから、良い悪いの問題ではありませんが、そういう事が起こるという事実は一応念頭に置いておく方が良いでしょうね。


因みに私は白がパキッとくっきりはっきりしていないと嫌なので、青白系の光の照明にしています。

以前の目の病気のトラウマ(「覚悟」の回参照)で、白がはっきりくっきりしていないと気分的に辛いからです。


とまぁ、今回はサラッと照明の話でした。

実際には、この辺の違いに気が付いている人でしたら、わざわざ言われるまでも無く、自分なりに意識して書いているでしょうから「釈迦に説法」だったかもしれませんが(笑)


今回はここまで。

それではまた。

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:通信添削 書道
posted by 華亭 at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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