2008年12月16日

年賀状

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「最近『小篆千字文』とかいう何だかよく分からないものばっかりで、今までみたいな内容がちっともアップされないからつまらない。」

と思っている人、きっと多いんでしょうねぇ(苦笑)

だからというわけではありませんが、今回は『小篆千字文』はお休みして、違う内容にしましょう。


早いものでもう師走ですが、皆さん、年賀状もう書きましたか?(私はまだです。)

私の場合は毎年、仕事関係の相手は話が別ですが、友人知人親戚等への年賀状は宛名も含めて年賀状作成ソフトで作って自宅でプリントアウトしてます。

「書の先生なのに?」

と、意外に思うかもしれませんが、小さな子供がいるとどうしても、ありがちな「子供の写真入り」になってしまうんですよ(苦笑)

「それなら宛名くらいは」

と思うかもしれませんが、どうせプリントアウトするなら両面やってしまいたいと思うのが人情というものでしょう(笑)

勿論写真の横とかに一言二言の肉筆のメッセージはいれますが、基本的には全部プリンタ任せです。

その代わりと言っては何ですが、仕事関係のものは表も裏もちゃんと筆で書きますよ。(因みに葉書の表ってどっちですか?宛名が表?裏?)


さて、私の話はこれくらいにして本題に。

私のところにも、毎年弟子から年賀状が多数届きます。

書の先生に送る年賀状という事だからなのでしょうが、皆さん頑張って筆で書いてあります。


が、正直申し上げて、とても誉められたものではありません。

筆法がどうの字形がこうの、と言いたいのではありません。

その辺りの事はいつもの稽古で分っていますから、今更改めてどうこう言うつもりなどありません。

問題はですね。


紙に対する「慣れ」です。


私は秋になると毎年、決まって皆さんに同じ話をします。

それは

「いきなり葉書に書こうなんて思っても書きにくくて上手くいかないから、今のうちからちゃんと葉書の紙質に慣れる練習をしておいてから書きましょうね。」

という話です。

ところが、当然のように(笑)誰も私の話を守ってくれません。

結果、まるで初めてアイススケートの靴を履いてリンクの上でフラフラしているかのような線だらけの年賀状が出来上がってしまうのです。

そうなる事は最初から分かりきっています。

だからこそ、毎年「秋」に同じ話をするのです。(別に春でも夏でもいいのですが、あまりに早過ぎるとそれこそ誰も耳を貸そうとすらしませんから。)


以前にも似たような話をした事がありますが、葉書の紙というのは普段筆で書いている半紙などよりも遥かにツルツルしていて、しかも固いため、筆が紙に食い込んでくれません。

筆と紙との摩擦が極端に少ないと言ってもいいでしょう。

ですから、いつもと同じ調子で書いたのでは、いつもと同じようには書けないのです。


「それならそういう紙質に合わせて書けばいいじゃないか。」

という意見はもっともですが、それが簡単に出来るのなら最初から問題などありません。


さっきのアイススケートの例えに戻りましょう。

何ならスケート靴なんて履かなくても構いません。

いつも履いている靴でいいですから、氷の上をいつもと同じように歩いてみて下さい。

歩けますか?

「地面の質(氷)に合わせて歩けばいいじゃないか。」

と言われても、そう簡単にはいかないでしょ。

それと同じ事です。


「それ用のテクニック」などといった難しい話をするつもりなどありません。

必要なのはとにかく「慣れ」です。

そのかわり、ちょっとやそっとでは慣れる事が出来ない「慣れ」なのです。


「そんな事、今のこの時期になって言われても・・・間に合わないよ。」

と思われるでしょうね(笑)


人間、痛い思いが身に染みないと、なかなか本気にならない(なれない)ものです。

ですから敢えて今のこの時期に話して、身に染みてもらおう、という、ちょっと意地悪な親心だと思って下さい(笑)


たかが年賀状、されど年賀状、ですよ。

今回はここまで。

それではまた。

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:書道
posted by 華亭 at 04:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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