2008年11月07日

鏡。その2

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「大人だって同じでしょ。」

と思いますか?

実はここが大きな問題です。


と、前回はここまででしたね。

ホントに大人の場合でも同じでしょうか。

私は前回、

「鏡」(先生)の方から

「ほらっ!見なさいってば!」

というのは少々違うのではないか。

と書きました。


考えてもみて下さい。

大人である以上、わざわざ時間とお金と労力を費やしてまで教室に通って来るのは、あくまで自分自身の意思のはずです。

自分自身の意思で来るのなら、やる気がどうのこうのと、そんな事をいちいち人に言われなくても何とかするのが大人でしょう。


私は何も

「大人なんだからやる気ぐらい自分で出せ。」

と言いたいのではありません。

やる気が起きないなら起きないで構いません。

それが悪いだなんて事も全く思いません。

仮に、やる気が起きなくなったそのまま本当に書をやめてしまう事になったとしても、それがその人と書との関わり方の程度だったというまでの話です。(勿論とても残念ですが。)


やる気が起きないのなら、書く気がしないのなら、それでいいじゃないですか。

そのうちに、自分自身でまたやる気を起こしたら、筆を持つ気になったら、書けばいいのですから。

それをですね、やる気が起きないからといって、先生にやる気を起こさせてもらいたいとか、励ましてもらいたいとか、つまりは鏡の方から自分の目の前にやってきて、

「ほらっ!見なさいってば!」

と言って欲しいというのは、違うのではないか思うのです。


私だって人間ですからやる気が起きない時だって筆を持ちたくない時だってあります。

但し、だからといって、それを人に何とかしてもらおうなんて事は考えませんよ。


大人なんですから、自分なりの歩き方くらい、それまでのその人の人生で身に付けてきているはずです。

やる気が起きない時、思ったように事が運ばない時、くじけた時、落ち込んだ時、そういった時々の乗り越え方など、今更人に言われるまでもないでしょう。


「私は趣味でやってるんだから、そこまで考えないよ。」

と思うかもしれませんが、それなら尚の事、趣味でやっているものを、やる気が起きない時に無理してまでやる事はないでしょう。

それとは反対に

「私は本気でやっているんだから、時には励まして欲しい。」

と思う人もいるかもしれませんが、人に何か言ってもらわなければいつまでたっても筆を持つ気になれない程度のものを「本気」などと言われても、私は認めませんよ(苦笑)


「せっかくこんなに教えていただいているのに、ちっとも練習出来なくて申し訳ありません。」

というような事をおっしゃる方は少なくありませんが、ちっとも申し訳無い事など無いのです(笑)

何故なら、鏡である私はその時点でのその人自身を映し出しているに過ぎないのですから。

ちらっとしか鏡を見ようとしない人にはその分だけ、じっくり見ようとする人にはその分だけ。


ですから私の場合、私(鏡)の方から

「ほらっ!頑張って!こっちを見なさい!」

みたいな事は絶対に言わないのです。


但し、じっくり見ようとしている人に対して、ちらっと程度しか映し出さないという事も、絶対に、絶対にしません。

それでは私を信じてくれているその人に対する裏切りになってしまいますから。


「丁寧な指導」の意味を勘違いしている人は少なくありません。

それは指導する側、される側を問わず言える問題だとも思いますが、私は歪みや曇りの無い鏡でありたいと思っていますし、そうなれるようにこれからも日々を過ごしていきたいと思っています。


先生は鏡であるべき、私はそう思います。


今回の話、かなり辛辣でしたが、皆さんはどうお考えになりますか?

次回は気分を変えて気軽な話題を考えています。

それではまた。

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初めてこのブログを読まれた方へ。

いらっしゃいませ。

あれこれ思いつくままに書いているので、書道独特の専門用語や人名などの固有名詞に関しては、その都度解説を付ける事はしていません。

初心者の方や学び始める以前の方には難解な部分も多かったかもしれませんが、お許し下さい。


「一言書いてみたいんだけど、みんなに読まれてしまうコメントに書くのは何だか気が引ける・・・」

という方や、

「何だか下手な事を書いたら説教されそう・・・」

という方、また、通信添削について御質問のある方は、下記のアドレスまで御意見御質問をお送り下さい。

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定期的にアップ出来ているわけではありませんが(正直言ってサボりがちです)、よろしかったらまた覗きにいらして下さい。

ラベル:書道
posted by 華亭 at 03:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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